JNCC 2020 最終戦 オフロードヴィレッジ レポート

大会名:JNCC 2020 最終戦 オフロードヴィレッジ大会

開催日:2020.12.20

会場:埼玉県川越市 オフロードヴィレッジ

車両:KTM250SXF jonit.モディファイ

タイヤ:IRC フロント ix09(0.6kgf) リヤ VE33S(0.6kgf)チューブ仕様

リム:DID軽リム

チェーン:DIDシールチェーン

オイル:elf

成績:compAA 10位 総合14位


今期は開幕戦以降新型コロナウィルス感染症拡大の影響によりレース活動の継続が困難な状況となる中、9月の神立大会そして今回の最終戦に出場することができた。

この間本当に厳しい状況に追い込まれ1度はレース活動の終了を考えましたが、スポンサー様やサポートいただく皆さんの支援もあり、この舞台にまた立つことができたことに深く感謝を申し上げます。

正直なところシーズンインの頃に思い描いたような活動ができなく、当然ながらトレーニングや練習も全く不足している中での今大会となった。

そして今回は来シーズンのレースマシンとなるktm 250sxf jonitモディファイ車を投入。

大会前前日の夜に車両を受け取り、初乗りがいきなりレースと言う状況ではあったが、結果を残すことよりも来期に向けたモチベーションアップや車両セットアップの方向性を探ることを第一に考え、逆にとてもワクワクした気持ちでレースに臨むことができた。

参戦回数が少ないため、2列目スタートとなったが、1周目中盤にははクラスの中盤あたりにポジショニングすることができた。

モトクロスレーサーベースの車両ながら、前後サスペンションのリバルビングとリアタイヤの18インチ化。

アクラポフルエキに換装することでクロスカントリーに最適な車両に仕上がり、まずはその車体の軽さそして適度なしなやかさに安心を覚えた。

特に今回はタイトなフラットコーナーが多く配置されるコースのため、この辺の走りやすさを狙ったセッティングを原田メカがセットアップし、まさにそれがドンピシャ!

コントローラブルなフロントブレーキのおかげで減速しながら気持ちよくフロントタイヤをコーナーに入れることができ、その過程でリアタイヤを軽くロックしてアウト側に流したところからアクセルでつなぐ、コーナー進入から出口まで安定して後輪をスライドさせることができたのは、エンジン特性とリアサスペンションのセッティング、しっかりとしたDIDのリム剛性と使い慣れたIRC VE33Sのタイヤのトータルバランスがあってのことだろう。

苦手なフラットコーナーが今回はものすごく楽しく得意と感じることができた。

3年ぶりの4ストロークマシンと言うこともあり、時折エンストさせてしまう場面などもありなかなか順位を上げることはできなかったが、終始新しいマシンと向き合いながら各セクションにおいて大きく外すようなセッティングも見られず大きな転倒や怪我もなく無事にレースを終えることができた。

レース会場にはたくさんの仲間が応援やサポートに駆けつけてくれて、本当に楽しく幸せな時間を過ごすことができた。

またたくさんのスポンサー様も活動が滞ったにもかかわらず手厚い対応をいただき、来年の活動に向けてもより良い環境で走らせていただけるような提案をいただくなど、ライダーとして本当にありがたい限り。

来シーズンの開幕に向けてもう一度しっかりと体制を整え、トレーニングや練習を計画的に進めることで、今期やり残したことをしっかりと実行したいと強く感じることのできたレースでした。

また今回午前中に行われたFUNクラスに電動オートバイSUR-RONで出走し、前半トップを走らせてもらいました。

皆さんの驚きの言葉や表情を見ることができ、新しい乗り物の楽しさを表現できたのではないかと感じています。

今後も真剣なレースはもちろんですが、バイクの楽しさを表現できるライダーとして活躍の場を増やしたいと考えております。

引き続きご支援ご声援よろしくお願いいたします。