IRC TANKENとVE33S

私内嶋はMTB、モーターサイクル共にIRCタイヤのサポートを受けレースに参戦しています。

タイヤだけでなく基本的に車両の仕様は一度決めたらほとんど変えないというのが昔からのポリシー。

もちろんコース状況によりタイヤの銘柄を変えることや、サスペンションのセッティングを少し変更することもあるのですが、自分の「デフォルト」をしっかり持ち、デフォルトにしっかり乗り込むことで感覚を体に染み込ませ、あらゆる状況でも機材が起こす反応を想定内に収めることができると考えています。

MTBのデフォルトタイヤは前後TANKEN 29X2.6サイズ 1.25kgf

モーターサイクルのリヤタイヤはVE33S

このタイヤばかり履いてどこでも走ることにより、路面による反応やグリップ感覚を日々研ぎ澄ませている。 という感じです。

この2つのタイヤの共通事項はオールラウンドタイヤであるということ。

ドライからマディーまでカバーするという部分は特に!

MTB用TANKENはMTBエンデューロ(モーターサイクルで言えばオンタイム形式)用で、登りのリエゾンにおいては固すぎず柔すぎず、反発も程よいゴム質(スローリバウンドではない)により転がり抵抗が少ない&ゴムの反発で弾むように進むという特性があり、下りのタイム計測区間においてもペダリングセクションだけでなく、ブレーキもペダリングもしない惰性で走るしかないような場面でも無駄な失速がなく、ライダーの疲労軽減に貢献する優秀なタイヤ。

気温が低い時期にもゴム質変化が少なく、木の根やロックセクションに対して常に安定したグリップ感覚を得ることができる国内エンデューロのスタンダードになるであろうタイヤ。間違いなく!


モーターサイクル用VE33Sはハードエンデューロのチャンピオン「ロッシさん」や「TACさん」が開発に携わったようですが、クロスカントリーやオンタイムエンデューロも想定に入れた開発コンセプトにより、見事にハード、クロカン、オンタイムという3つの「エンデューロ」のスタンダードタイヤに仕上がってますね。

少し柔らか目なゴム質ながらハイスピードでもゴムの腰砕けもなく、石や木の根では粘りを感じることができる絶妙なゴム質により、いつでもどこでも安心して走ることができるタイヤ。業界的にはすでにスタンダード化してますね。

「迷わない」「迷う必要がない」このタイヤのおかげで両ジャンルにおいてストレスなく乗り込みができ、ライディングに集中することができている訳です。

TANKEN VE33Sを是非皆さんのデフォルトタイヤに!